〔アドラー心理学とは〕

アドラー心理学は、オーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラー(A.Adler)が創始し、その後継者たちが発展させた心理学の理論、思想と治療技法の体系です。個人心理学(Individual Psychology)というのが正式名称ですが、個人心理学というと、個人を細かく分析したり個人のみに焦点を合わせるように誤解されやすいので、日本 では、この名称はあまり使われません。

 

理論的な特徴としては、

1.人間を分割できない全体として把握し、理性と感情・意識と無意識などの対立を認めないこと(全体論)

2.行動の原因でなく目的を理解しようとすること(目的論)

3.客観事実よりも、客観事実に対する個人の主観的認知のシステムを重視すること(認知論)

4.精神内界よりも個人とその相手役との対人関係を理解しようとすること(対人関係論)

などをあげることができます。

 

思想的な特徴としては、

1.他者を支配しないで生きる決心をすること

2.他者に関心を持って相手を援助しようとすること

などがあげられます 。

 

⇒アドラー心理学学会 




アドラーは1870年、オーストリアの首都ウィーンに生まれたユダヤ人で、ウィーン大学の医学部を卒業したのち、内科・小児科医をしていました。そして、精神分析の創始者であるジグムント・フロイトのもとで研究をしましたが、学説の対立から、フロイトと袂を分かち、「人間学派」と呼ばれる心理学をまとめました。アドラーは第一次世界大戦で、オーストラリアが敗戦国となり、さまざまな社会問題が起こった時、特に子どもたちの問題に関心を持ちました。ウィーンに児童相談所網を作り、問題児の治療や後進の教育に奔走しました。



お得なショッピング・クーポンのポータル コムピータウン